歯の寿命と歯磨きについて

もし先生が子どもたちに、『なぜ歯を磨くのですか?』ということを尋ねたとしたら、子どもたちはどのように答えるでしょうか。また、同じことを子どもたちから尋ねられたとしたら、どのように答えられるでしょうか。あまりにもあたりまえすぎて、返答に戸惑ってしまうかもしれません。

厚生省の歯科疾患実態調査によると、歯をみがかない人は、昭和32年21.2%、昭和62年には1.3%であるようです。また、歯を毎日みがく人は、昭和32年60.7%、昭和62年93.2%であり、1日1回から2回・3回へとみがく回数も年々増加してきています。

単純に考えると、段々歯をみがく人が増え、みがく回数も増えてきています。歯をなくす原因の多くが、細菌の塊(歯垢、プラーク)に起因する虫歯や歯周病です。ですから、この推移をみれば、だれもが、さぞかし歯の寿命も長くなってきているにちがいないと思われるかもしれません。さて現実はどうでしょうか。さきほどの資料によると。最も短命な歯は下顎大臼歯で約40年、最も長命な歯は下顎犬歯で約60年です。また、失くした歯の本数(1人平均喪失数)を見ると、50歳で約5本、60歳で約12本、70歳で約2本の歯を無くしていることになります。いずれにしも、歯の平均寿命は、生体の平均寿命にはまったく届いていないのが現状です。歯ブラシが普及し、だんだん歯をみがくようになってきているのに、なぜでしょうか。

むし歯・歯周病の敵、歯垢の根本的原因は、私たちの歪んだ食生活や不規則な社会生活にあるようです。日常臨床では、特に歯周病が進んで、歯槽骨(顎の骨)がかなり溶けてきているような人は、窮屈な社会生活からくるストレスともあいまって全身的にも何か病んでいて、体の抵抗力も落ちてきています。歯周病は、心身の健康のパロメーターです。私たち自らが、現代の食生活を見直し、根本的に原因を取り除くように心身をみがかないかぎり、歯周病は長い年月をかけて少しづつ進行し続けるのです。子どもとともに、本来の人間らしい健康的な生き方を考えなおさなければなりません。

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“最近自分の口の中が気になるようになってきた”

“正しいメンテナンス方法を聞いて歯を守っていきたい”

“自分の予約に合わせてお子さんと一緒にかかりたい”

“お子さんにはじめての歯科健診をさせたい”

“お子さんを歯医者に慣れさせたい”

 

などなど、、、その他少しでも気になるところがある方はお気軽にご相談ください。

近隣では坂戸市鶴ヶ島市にお住まいの方、川越市からお越しの方も多いです。

 

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