歯肉の発赤・腫脹それに伴うブラッシング時等の歯肉出血にはじまります。比較的症状が軽く、無痛性のため放置されていることが多いようです。一般的に、この病態が数年以上持続して歯周病が進行していきます。
2)進行した歯周病にみられる症状(臨床診断―歯周炎)
歯肉と歯面との結合が崩壊し、歯周ポケットが深化し歯槽骨が吸収されます。歯肉の腫脹・歯の動揺および移動・歯周膿瘍の形成等の症状が、特に、生体の抵抗性低下時に進行し悪化していきます。すなわち、歯周病は、直接的に連続的に増悪するのではなく、安定期(静止期)と進行期(活動期)を繰り返しながら進行していきます。
3)治療―予防にまさる治療はない!医患協同作戦―
生体の抵抗性減弱因子を除外しながら、局所的原因であるプラークのコントロールを患者・医師双方からアプローチしていく。その基盤のうえで、必要に応じて咬合の調整や外科処置等を併用していく。より総合的な治療が必要不可欠です。
“最近自分の口の中が気になるようになってきた”
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