歯肉(歯ぐき)について②

3.歯肉炎・歯周病とは何ですか

歯をとりかこむ組織をまとめて歯周組織といいます。歯周組織は文字の示すように「歯の周りの組織」のことであり、4つの組織からなります。

①歯肉、②歯槽骨(歯の周りを取り囲む骨)、③歯根膜(歯の根の表面と歯槽骨とをつなぐ線維)、④セメント質(歯根膜の繊維を歯の根の表面に固定する部分)のことを示します。

歯肉炎とは、この歯肉組織のなかで歯肉だけに炎症があるときの状態をあらわします。歯肉炎の状態から悪化して、そのほかの歯周組織にまで炎症が及んでしまった状態を、歯周炎といい、区別します。この歯肉炎と歯周炎をまとめて歯周病といいます。

4.歯肉炎はどんな原因でできるのですか(歯肉炎のできはじめはどんなふうですか)

歯と歯肉との境目にたまった歯垢中の細菌が、作り出す毒素や酸素などによって、歯肉に炎症が引き起こされるようになった状態が歯肉炎です。歯と歯肉との境目の歯垢中の細菌などが、進入しようとします。その進入に対して、歯肉内の血管からあふれ出たたくさんの白血球が細菌をとりかこみ、食べながら退治していこうとします。外から侵入した刺激に対して、このような体の中を守ろうとする一生懸命な戦いが炎症なのです。炎症を起こすと、歯と歯肉の境目が赤くなり腫れぼったくなったり、歯ブラシをあてた時などに出血しやすくなってきます。この状態が歯肉炎です。しかし、この段階ではほとんどの場合、痛くもなんともないのです。また、出血したり違和感のため無意識のうちに歯みがきをしていてもハブラシをあてなくなって、さらに悪化することもあります。

歯肉炎の状態が長く続いて改善されないでいると、炎症はだんだん歯肉以外の深部の歯周組織におよんでいきます。この状態が、歯周炎(歯槽膿漏という言葉は現在では使いません)です。つまり、歯槽骨・歯根膜・セメント質にまで炎症が進み、歯肉の出血・腫れだけでなく、歯がグラグラ(動揺)し始め、しだいに歯が移動したりして噛みにくくなっていきます。一般的には、このような状態になってきても、よほど末期にならないかぎり、それほど激しい症状は示しません。しかし、疲れた時や体調を崩した時などに、歯肉が腫れて歯が浮いた感じがして痛みを訴えることがあります。

歯周炎はいつも同じ速さで悪くなっていくのではありません。このような急に悪化する時期(活動期)とほとんど進行しない時期(静止期)とを繰り返しながら、長い年月をかけてだんだん悪くなっていきます。

 

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