歯を食いしばっていませんか?

噛みしめや歯ぎしりも歯茎を痛める原因になります。
無意識に歯を噛みしめると、想像以上に強い力が歯にかかります。
歯茎に炎症が起きているところに歯ぎしりや噛みしめの強い力がかかると、歯を支える組織の破壊が急速に進んでしまいます。
歯ぎしりや噛みしめは精神的ストレスが原因と考えられています。また、運動するときなどに無意識で歯を食いしばっているものですが、それが習慣になってしまっている人もあるようです。

●対策
ストレスの解消法を見つけることが大切です。噛みしめる癖を治すには、自分の歯に合ったマウスピースのようなスプリントを歯科医につくってもらうと良いでしょう。歯にすっぽりはめるソフトタイプと、歯の咬み合わせ部分にだけはめるハードタイプがあります。

また、むし歯を治した跡が原因になることもあります。
歯並びが悪いと、汚れがたまりやすかったり、歯ブラシが届かなかったりと、バイオフィルムをつくりやすくします。
とくにかぶせものは、歯と歯の間の歯肉を痛めることが多く、歯周病の原因になることがあります。
むし歯治療そのものが歯周病にかかりやすくしているとも言えるのです。

●対策
むし歯にならないようにするのが一番ですが、むし歯治療のあと、バイオフィルムをとるPMTCを定期的に受ける、3DSを定期的に行うなど、口の中の環境をよくすることです。また、治療したところは特に念入りに歯磨きをするようにしましょう。