歯科医院で出された薬の服用

当然のことながら、薬には飲み合わせてはいけないものがあります。内科や耳鼻科など複数の医院に通院中の人は注意が必要です。歯科の場合は、内服薬で治療する病気に限られていますので、内科のように長期間にわたる服用はあまり多くありません。その分強い薬を出すこともありますので、用法・用量を守ることが大切です。

Q.服用している薬の1日の量は正しいですか?
A.薬の量を勝手に変えてはいけません。少ない場合には効果がなく、多く飲むと副作用が強く出る恐れがあります。決められた量は必ず守りましょう。

Q.決められた回数、服用期間は守っていますか?
A.特に抗菌薬(抗生物質)は、決められた期間飲み続けないと効果がありません。3日分出された時は、必ず3日分飲み切りましょう。

Q.「毎食後」の本当の意味、ご存知ですか?
A.「毎食後服用」には、2つの意味があります。
①時間で指定することにより、生活の基本である食事のタイミングに合わせて服用することで、飲み忘れを防止していくため。
②食後に服用することによって、胃を薬から保護する役割と、薬の吸収をよくするため。
※薬によっては、食前や食間に飲まなくてはならないものがあります。
たとえ朝忙しくて朝食を食べなかったからといって、薬を飲まなくて良いわけではないのです。朝食を取り忘れても薬は必ず飲みましょう。