子どもの指しゃぶりについて(1)

子どもにとって指しゃぶりは精神安定剤です。指しゃぶりを無理にやめさせると子どもは情緒不安定になります。歯の歪みならあとでも治せますが、心の歪みは治すのが大変です。一生指しゃぶりをしている人はいませんから、あまり心配はいりません。しかし、成長とともに自然に収まっていくような子育てを心がける必要はあります。

Q.指しゃぶりが気になります。悪いことなんですか?

A.なぜ悪い?
0~3歳くらいまでの指しゃぶりは問題ありません。しかし、4歳以降の指しゃぶりはやめた方がいい「悪い癖」とされています。前歯が前に出る歯並びになる可能性があり、それに伴い、上下の歯が噛み合わせにくくなり、発音にも悪影響を及ぼすからです。

A.原因は?
周囲の環境に適応できないで精神的ストレスを抱えたり、両親・兄弟への欲求不満や対立など心理的な原因で起こる場合が多いようです。

続く