歯ぎしりしていても大丈夫?

子供の歯ぎしりは自然について
寝ているときに歯をすり合わせて「ギリギリ」と音を立てているときがあります。これが歯ぎしりです。歯ぎしりには、歯をすり合わせるものの他に、上下の歯を強くかみしめたり、「カチッカチッ」と上下の歯を打ち鳴らすものがあります。また起きているとき、気づかないうちに強くかみしめている場合もあります。歯ぎしりは歯に大きな負担をかけますが、子どものころの歯ぎしりは、成長していく上で自然なことですので、気にしなくても大丈夫です。この頃の歯ぎしりで歯並びが乱れることはありません。

☆注意が必要な歯ぎしり
1回の歯ぎしりが長く、また長い期間続いている場合は注意が必要です。歯ぎしりの原因が、歯並びやかみ合わせの乱れ、ストレスからきている場合があるからです。このようなときは、一度歯医者さんへ相談に行った方が良いでしょう。放っておくと、歯や歯ぐきをいためたり、歯が欠けたり、また顎関節症という顎が開かなくなったり、痛くなったりする病気にかかってしまう可能性もあります。

☆歯ぎしりの影響
・歯の損傷・・・歯がすり減ったり、ときには歯が欠けることもあります。
・顎の関節の損傷・・・顎関節症の原因になることがあります。
・歯ぐきの損傷・・・歯根膜や歯槽骨を傷つけたり、歯周病の原因になることがあります。
・体全体の損傷・・・頭痛や肩こりの原因になることがあります。