歯に良い食べ物、悪い食べ物

◎歯に良い栄養素と清掃食品

歯に良い食べ物というとカルシウムが多いチーズなどの乳製品や、さくらえびなどの魚介類があげられます。しかし、カルシウムだけをとっていても歯に良いとはいえません。
カルシウムが体に吸収されるのを助けるビタミンDも必要です。ビタミンDは乾燥きくらげ、丸干しいわしなどに多く含まれています。また「清掃性食品」と呼ばれる食べ物も歯に良いです。この清掃性食品とは、その食べ物をかむ時に歯の表面をきれいに掃除してくれる食べ物をいいます。食物繊維を多く含むコンニャクやゴボウが有名です。さらに、口にすることで唾液の量を増やす、酸っぱい食べ物も清掃性食品に入ります。

☆カルシウムを多く含む主な食べ物
・さくらえび(素干し)2,000㎎
・ナチュラルチーズ(パルメザン)1,300㎎
・乾燥ひじき 1,400㎎
・えんどう(塩豆)1,300㎎
・ごま 1,200㎎
・切り干し大根 540㎎
・どじょう 1,100㎎

☆ビタミンDを多く含む主な食べ物
・干ししいたけ 16.8μg
・乾燥きくらげ 435μg
・こんにゃく
・丸干しいわし 50μg
・酢の物
・ごぼう
・紅鮭 33μg
※μg マイクログラム(1gの100万分の1)

●虫歯になりやすい食べ物
キャラメルやビスケット、チョコレート、アメなどのお菓子は砂糖を多く含む上に歯にまとわりつくので虫歯になりやすい食べ物です。歯にまとわりつく食べ物を「停滞性食品」と呼びます。汚れが取れにくく唾液もあまり出ないので、歯には良くない食べ物といえます。

おやつで食べるお菓子などには砂糖がたくさん含まれています。食べた後は虫歯にならないようできるだけ早く歯磨き、うがいをし大切な歯を守っていきたいですね。