怖~い歯医者さんを克服する方法

歯医者さんには、できるなら行きたくないです。私もそうです。なぜでしょうか。痛みがある所を治すために行くことがそもそもの目的なのに、その治療中に今まで我慢してきた以上の不安を感じてしまうからではないでしょうか。耳障りな音、振動、臭い、目に見えないところで処置されている恐怖、一部の人にとってはお化け屋敷よりも恐怖を感じる場所になっているかもしれません。今日は、歯医者さんが何故怖いのか、そしてどうしたら克服できるかを、一緒に考えてみたいと思います。

1.歯医者さんが怖い理由

何かの前に不安を感じることの理由を掘り下げると、「わからないことがはっきりしていない」ことがよくあります。歯医者さんが苦手、怖い、と感じている方は、本当に多いのですが、なぜ苦手なのかを突き詰めていくと、人それぞれの理由がわかってきます。

①痛いのはぜったい嫌!

痛いのが好きな人なんてほとんどいません。殿堂入り確定No1の歯医者さんが嫌いな理由が、「歯医者さんは痛いから!」です。その他の不安も恐怖も、多くが痛みに対する恐れからくるものであることが多いようです。

②音が我慢できない

歯医者さんが不評な理由として常に上位を維持するのが、「キーン」という治療中の耳障りな音。歯の表面を覆うエナメル質は、体の中でもっとも固い部分なので、削る側のパワーが必要になります。そのために高速回転のドリルが必要になるのですが、ドリルと歯が接して、削る際に音が出ます。歯医者さんでの処置は、お口中の治療なので、治療箇所が耳の位置からとても近いです。ポイントが2つあります。(1)間近で音を聞くこと、(2)自然の音ではないこと。間近で大きな音を聞くことが、不快な気持ちを助長してしまいます。どんなにスイートな声でも、耳元で大きな音として聞こえるのであれば、不快になることと、同じです。

③歯医者さん特有の臭いが苦手

臭いは、経験と一緒に記憶に残ることが多いようです。そのため、歯医者さんが苦手だと思ってしまったときに、その場にあった臭いが、嫌な思い出として紐づいてしまう人も多いのではないでしょうか。

昔の歯医者さんに充満していた、独特なあの臭いというのは、歯の根っこを治療する際の消毒剤「ホルムクレゾール」という薬品のものです。またそれ以外にも、機器や器具の洗浄・滅菌に使用する塩素系の薬品などにも臭いがついています。普段嗅ぎ慣れていないこともあり、治療に対する不安と臭いが結びついて、苦手だという気持ちを起こさせるのかもしれません。

④怖い場所だと親や周囲の人にインプットされている

「歯を磨かないと、痛くなって歯医者さんに連れていかれるんだから」誰しも一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。今考えると、歯医者さんは怖いところという感覚を、日本人は昔から植え付けられているのかもしれません。怖い場所に連れていかれたとき、そこで少しでも不安なことが起きれば、恐怖の気持ちとネガティブなものとして紐づいてしまいます。

⑤特定の処置が苦手・過去に怖い思いをした経験がある

記録のために、くちびるを無理やり広げられて撮る口腔内写真。被せ物や、ブリッジなどの処置のためにとる型取り。患者さんの症状や、検査の段階によって、様々な処置があります。

また過去に怖い経験をしたことがトラウマになっている方もいます。子供の頃でも、大人になってからでも嫌な経験は、なかなか忘れられるものではありません。特に育ち盛りの子供の感覚・記憶力は研ぎ澄まされているため、心と体に深く嫌な経験として記憶に刷り込まれているのだと思います。

痛かった、怖くて泣いた、お母さんに怒られながら連れていかれたなど、嫌な思い出と一緒に記憶に残っている場合は、行きたくない場所になってしまうかもしれません。

⑥拘束されているような感覚になる

患者としてユニットと呼ばれる歯科治療用の椅子に座るとき、何も抵抗できない我慢の時間が始まるのか、と思ってしまいます。「まな板の上の鯉」とは、まさにこのこと。この時間耐えるので、どうか生きて帰れますように、という気持ちにもなります。

診療用の椅子が倒されると、すぐには起きて立ち上がれない角度になりますし、さらにお口に触れられていることから、まったく動いてはいけないと感じます。それが、自由を束縛されているような感覚になってしまうのかもしれません。

2.令和時代の新基準!歯医者さんはもう怖くない!

私たち歯医者さんで働くドクター・衛生士・スタッフも、歯医者さんは人気のないところだと心得ております。でも、歯やお口の悩みを解決することで、患者さんがどんなに喜んでくれるか、一番知っているのも私たちなのです。

怖いから行きたくない場所、ではなく、もっと素敵な笑顔になれる場所として、歯医者さんに来てほしいと心から思っています。では、なぜ自分が歯医者さんを苦手とするか、ここまで読み進めたあなたならわかってきたはず。弱点を制するのは、弱点を知ることから!です。

①痛くない治療を選択する

まず、局所麻酔の前に表面麻酔も行っている歯医者さんを選択しましょう。治療は痛くないことが大前提ですが、そのための局所麻酔の注射が痛いのであれば、本末転倒です。

局所麻酔の注射の痛みも感じないように、表面麻酔をする歯医者さんであれば、全く痛みを感じずに処置が終わっていることも。事前に、痛みが苦手であることを伝えて、表面麻酔を行うようにお願いすることもできます。

②音が怖い人には耳栓が効果的

長時間の移動や、周囲の音に睡眠や集中力を妨げられないように、耳栓を利用する人も多いと思います。治療中の音も、耳から聞こえる音の大きさを抑えるために耳栓を利用することができます。

診療中はスタッフからの説明や指示もあるため、完全な遮音にならないように注意してください。また、耳栓を使用する場合は、そのことを前もって伝えることも忘れないでくださいね。

③臭いが嫌いな人はマスクで防御

私たち歯科業界のものも、不人気の理由の1つが「におい」であることを自覚しています。そのため、消臭剤を用意したり、空気清浄機をずっと稼働させたりと、患者さんに「におい」を通して嫌な思いをさせないように、細心の注意を払っています。アロマの香りを焚いていたり、上手に換気を行っているところが多くなってきたため、特有のにおいが充満している歯医者さんは、少なくなっています。しかし、それでも嫌な臭いを感じてしまう方には、息をしないように…というのは無理なお願いなので、せめて待合時間だけでも消臭作用のあるマスクを着用して、防御してはいかがでしょうか。

また、今は鼻だけに装着できる、鼻の穴に直接入れる花粉防止用鼻栓等もあるようです。臭いだけが苦手な場合は、臭い防止グッズで対策してみてください。

④子供の頃から小児歯科で安心できるところへ

歯医者さんが苦手な方は、小さいころのトラウマからくるものが多いようです。そのためには、痛くないうちから行ける安全な場所であることを、親も子供も知る必要があります。病院はみんなの健康を守る味方、であることをお子さんに伝えてあげてほしいと思います。

今、お子さんがいる方は、楽しいキッズルームやイベントが合るような、小児歯科に力をいれている歯医者さんを選ぶことができます。また、小さいころから慣れてもらえるように、歯医者さんの椅子に座る練習をさせてくれる歯医者さんもあります。

⑤苦手なことや過去の経験を伝える

型取りするためのピンクのものを口に入れるのが苦手だったり、お口に物を入れると「おえっ」となってしまったり、人それぞれ苦手なことは違います。苦手な処置や治療がはっきりわかっている場合は、事前に伝えるようにしましょう。過去に経験した怖い思いなども同様に、ぜひお話しいただければと思います。

初診カウンセリングなどで、1対1で苦手なことやトラウマなどをお話しすることができるのであれば、緊張もほぐれ不安な気持ちも少し落ち着くはずです。しかも、苦手な治療や処置を事前に教えてもらえると、今後の治療内でつらい思いをしないように、配慮してもらうことができるので、さらに安心です。

⑥心がリラックスできる静脈内鎮静法を使う

苦手なポイントがはっきりしても、それでも恐怖心があるという方には、「静脈内鎮静法」という処置の方法があります。静脈内にお薬を入れ、心と体を少しずつリラックスさせていきます。患者さんはウトウトと眠たくなるような感覚になります。

拘束されている感覚になるなど、体がこわばってしまうような方には効果的で、緊張感がほどけ、穏やかな気分になれる作用があります。そのため、過度な恐怖なども感じずに治療を行うことができる方法なのです。リラックスできるために、恐怖感や不安感の強い方に有効な方法なのですが、この静脈内鎮静法は保険適用外の処置であるため、高額になってしまうことに注意が必要です。

3.相談できる雰囲気と対応できる技術がある歯科医を見つけよう

世間には、多くの歯医者さんがあります。しかし、その中で信頼できる、かかりつけの歯医者さんを見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。安心して相談できたり、治療を任せられるところをぜひ見つけてください。

初診カウンセリングを行っているところや、メール・電話無料相談を行っているところなどもお勧めです。

問題があってから、別の医院を探すのではなく、信頼できる人からの口コミやHPなどを参考にして、自分のお気に入り医院をぜひ見つけてください。

プラザ若葉歯科では、初診の方に無料で初診カウンセリングを行っております。不安なことや、過去にあった苦手な診療、嫌だった経験などを気兼ねなくお話しいただければと思います。もちろん、局所麻酔前の表面麻酔も必ず行っておりますので、ご安心ください。

また、お子さんが少しずつ診療に慣れていくことのできる、キッズ専用プログラムもあります。ご家族のかかりつけ歯医者さんとして、うってつけの歯医者さんです。

プラザ若葉歯科は、地域の頼れる歯医者さんとして、皆さんに安心の医療を提供しています。どんな些細な相談でも承っておりますので、気兼ねなくご連絡くださいね。