甘~いはちみつで虫歯予防する方法

くまのプーさんが実写版で映画化されましたね。実は野生の動物のほとんどは虫歯になることはありません。野生のくまも同様に、甘いはちみつが大好きです。歯ブラシをしていないのに、なぜ虫歯にならないのでしょうか。

今日は、くまが大好きなはちみつと虫歯の話です。そして、今話題のマヌカハニーも取り上げます。

1.甘み成分と虫歯の関係

実は、甘いものすべてが虫歯の原因となるわけではありません。昔ほど固定概念は緩くなったかもしれませんが、「甘いものを食べたら虫歯になるよ!」とは、誰もが一度は言われたことのある、代々受け継がれてきた言葉にもなっています。

甘み成分にはわかり易く分けて、3つあります。ショ糖、ブドウ糖果糖。私たちが、普段の食事やおやつとして食べている砂糖は、ショ糖と呼ばれるものです。その正体は「ブドウ糖」と「果糖」が合体して結合したもので二果糖とも呼ばれています。(「ブドウ糖」と「果糖」が単体で入っている場合は、「ショ糖」にはなりません。)

佐藤さんがたくさんいるように、砂糖にもいろいろな種類があります。代表的なものでいえば、上白糖、三温糖、黒砂糖などがあります。その区別は「ブドウ糖」「果糖」の合体する割合の差であったり、生成される形状に違いによって分けられています。砂糖には、さらさらしたもの固形の物、液体の物など本当にたくさんの種類があります。グラニュー糖、上白糖、シロップ、角砂糖、氷砂糖、粉砂糖、和三盆、黒糖などなど、これらは全て砂糖(ショ糖)なのです。このショ糖が虫歯の天敵となります!!!!忘れないでください。甘いものすべてが虫歯になるのではなく、砂糖(ショ糖)が虫歯の天敵になるのです。でも、砂糖が虫歯に悪いと言われたら、「やっぱり、甘いものは全部悪いじゃん」となっちゃいますよね。

砂糖が虫歯の原因になる理由は、次の3つです。

  1. 柔らかいため歯に付きやすい
  2. 虫歯菌の餌となって歯垢を作らせてしまう
  3. 作られた歯垢が歯を溶かしてしまう

そのため砂糖が含まれた飲食物をいくら取っても、1は歯にくっつかなければ問題はないし、2は虫歯菌が全くいなければ、虫歯はできません。しかし、この状況を普段から作り出すのは不可能に近いことです。だから、私たちは3を阻止するためにと、歯垢の除去のため歯みがきを行います。

砂糖以外にも甘いものはありますね。個人的にあまり好きではないですが、果物も甘いですし。実は、虫歯にならない甘いものも存在します!それが、皆さんもご存知のキシリトールと、はちみつ!です。はちみつは、虫歯にならないばかりか、歯をも守ってくれる優れものでもあります!いえーい。

※1ブドウ糖

生命維持に不可欠のエネルギー源。脳はブドウ糖がなければ動けません。砂糖の約半分はブドウ糖なので、頭が働かないときに、チョコレートを食べるのは理にかなっています。甘いですが、ブドウ糖単体では虫歯の原因にはなりません。

 

※2果糖

最も甘く、水に溶けやすいと言われている糖分です。また虫歯の原因にもならないと言われています。虫歯菌の餌にならないということです。ただ、満腹感を得にくいので食べすぎには注意してください。

2.はちみつの甘み成分

主なはちみつの甘み成分は、ブドウ糖(約42%)と果糖(51%)です。これらは、虫歯菌が餌に出来ないため、そのまま食べても虫歯になりません。食べたものがはちみつだけなら、歯を磨かなくても虫歯にはならないのです。そして、ブドウ糖と果糖が結合した砂糖(ショ糖)と比べて、これら二つの糖類は、単果糖と呼ばれ、構造が単純で体内に入ると短時間で吸収されます。

ブドウ糖・果糖が主成分のはちみつは、とても合理的な栄養源なのです。実は、お米や麦などの穀物にもブドウ糖、果糖のもとは含まれているのですが、体内に吸収されるまでの道のりが長くなってしまいます。でんぷんとして口の中から取り込まれた後、少しずつ消化器官を通り、ブドウ糖に分解されます。そのあと、体内にある酵素の力で果糖ができるのです。分解されたブドウ糖と酵素の力で替えられた果糖が体内に吸収されるには、消化する作業が必要なので、時間がかかってしまうのが理解できると思います。

朝は活動する2時間前くらいに食事をしないと午前中に頭が働かない、とはよく言われますが、これはお米などの炭水化物の栄養分が体のエネルギー源になるのに時間がかかるからなのです。

はちみつの甘さの成分は、すぐ体内に吸収され、しかも虫歯にならないブドウ糖と果糖。無敵の甘み成分であることが少しずつ分かってきましたか?

3.虫歯予防に効果があるはちみつの使用方法

仙豆のような、万能甘み成分であるはちみつ。どのように使えば、虫歯予防として効果的に使用できるのでしょうか。純度100%のはちみつだけが対象です。

はちみつを歯みがき粉代わりに使う

はちみつを歯みがき粉と同じように、歯ブラシに載せそのままいつも通りに歯を磨きます。はちみつで磨いた後、汚れを落とすためにお口をお水ですすぎましょう。

歯みがき終了後にお口の中に広げる

はちみつの持つ殺菌作用は、お口の中の菌の増殖を抑えてくれます。特に、夜寝ている間は、お口の中は乾燥気味になり、唾液が少なくなってしまいます。唾液が少ないと虫歯菌は戦う敵が少なくなるので、暴れたい放題。虫歯菌は乾燥が大好きなのです。
はちみつを寝る前にお口の中で広げると、保湿効果+殺菌効果で夜の虫歯菌の活動を抑えることができます。

ハチミツキャンディーを食べる

歯を磨けないときに、代わりにキシリトールガムを食べる方がいると思いますが、はちみつも同じような要領で、摂取することができます。今、はちみつ100%で作られたキャンディーが商品化されているので、お口が寂しい時に試してみることをお勧めします。

4.話題のマヌカハニーとは

はちみつの有効性と同時に話題となっているマヌカハニー、皆さんはきいたことがありますか?マヌカハニーとは、ニュージーランドにしかない「マヌカ」という木の花の蜜が原料となって、採取されたはちみつのことを指します。

ニュージーランドの短い夏、12月に4週間ほどしか咲かないため、とても希少価値が高く高価なはちみつとなっています。

他のはちみつとちがうところは、驚異の殺菌成分です。一般的なはちみつの殺菌成分は「過酸化水素」で悪玉菌や外傷の殺菌に有効とされています。マヌカハニーには、それに加えて、「食品メチルグリオキサール」という、さらに強い殺菌成分が含まれてることが判明しました。ニュージランドでは、現地の人だけでなく、旅人にもお茶にしたり、傷口に塗ったりと万能薬としてはるか昔より使用されてきたようです。

このマヌカハニーの持つ力は、ピロリ菌や大腸菌の中にいる悪玉菌に対しても、高い殺菌効果があることが検証されています。その効果は、一般的なはちみつの約2倍。
既に、万能薬であると言われているはちみつの、良いところだけ効能が高まったマヌカハニー。歯のケアに使うのは、なんだかもったいない気がしますね。

 

今日は、糖の種類とはちみつ、虫歯についてご紹介しました。いかがでしたか。はちみつは、虫歯になる原因である「ショ糖」をほとんど含んでいないため、虫歯の原因とならないのです。それは、ミツバチが花から集めた蜜を、「ブドウ糖」と「果糖」に分けてくれているからです。殺菌作用、美容作用など私たち人にとっても、利用価値のあるものです。使うときはミツバチさんに感謝することを、ぜひ忘れないでくださいね。

そして最後に、はちみつは決して腐りません。貯蔵の栄養素の一つとして、また皆様の非常用持ち出し袋に一つ入れておくのもよいかもしれません。

繰り返しになりますが虫歯予防として使用するはちみつは、「はちみつ純度100%」がキーワードです。それ以外は不純物のせいで虫歯を助長する可能性があるので、しっかり確認してください。

自然のもつ力って、すごいですね。私も今夜は、はちみつで歯を磨いてみようと思います!