目的で選ぶ!ホワイトニングの種類と効果について

白い歯は健康の証!誰でも輝く白い歯で、健康に毎日を過ごしたいものです。歯を白くするホワイトニングという言葉も、広く世の中に浸透してきました。歯のホワイトニングにはどのような種類があるのでしょうか。お手軽なものから、歯医者さんで行う本格的なものまで、種類と効果、持続性などをお話しします。

1.歯医者さんでのホワイトニング

歯医者さんでは、ホワイトニング治療で「過酸化水素」や「過酸化尿素」という成分の入った薬剤が使用しています。それらの薬剤の働きによって、歯の着色汚れが分解され、さらに歯の表面を曇りガラス状に変化(内部の黄色い象牙質が透けて見えないように)させています。

歯の色見本がわかるシェードガイドというもので、白さの度合いを測定するのですが、それで白いと言われる歯にどれだけ近づくことができるかを目安に、効果を比較します。

(1)ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは名前に「ホーム」と記載されていますが、まず始めに歯医者さんにて自分専用のマウスピースを作る必要があります。その後は、作成したマウスピースへ専用の薬を塗り、毎日装着することで歯を白くさせます。薬剤の濃度にもよりますが、毎日寝るときに装着することで、1週間で1トーン程度の変化が見られます。効果が出やすい人では、それ以上の白さを実感できる可能性もあります。

即効性はありませんが、徐々に歯の色の白さが増していき、だいたい2週間ほどで多くの方が色の違いを認識できるようになります。自分の都合に合わせたタイミングで、実施することができるので、忙しい方々にもお勧めです。

1回(処方された薬剤が切れるまで)の実施で白さが持続できる期間は、半年ほどです。定期的に行うことで歯の白さを持続させることができます。

(2)オフィスホワイトニング

歯医者さんにて、衛生士さんに専用薬剤を塗布してもらうホワイトニングです。歯の表面に薬剤(ホワイトナー)を塗り、専用機器で光やレーザーを当てることで歯の表面を白くします。1回の効果が高く、短時間で負担なくホワイトニングができます。早く効果の実感ができますが、色の戻りも早いのが特徴です。しっかりと歯の白さを定着させたい方は3回程度、実施するとよいでしょう。

効果は個人差が大きいですが、1回の実施で4~5トーンほどアップすることもあります。持続性はホームホワイトニングより短く、3カ月~6カ月程度です。後戻りが早いので、希望通りの白さを維持するためには、歯医者さんへ通う必要があります。

(3)デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、一般的に上記で説明した「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の併用を指します。「オフィスホワイトニング」の実施後に、自宅でも白さを維持するためマウスピースを装着する方法です。効果がすぐに発揮でき、長時間の持続ができるため、人気のあるホワイトニングです。オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性を両方兼ね備えた、いいところ取りの方法です。

持続性も最も高く、1年以上白さを維持することができます。持続性、即効性が高いためコストもかかりますが、白さの維持を期待する方にはうってつけのホワイトニングです。

医院によってコースや頻度、薬品の濃度などにも多少の差があり、個人差もあるため、実際に歯医者さんで実施するときは、しっかり話を聞いて実施をしてください。

2.サロンでのホワイトニング

現在、歯の白さを意識する方々の増加もあり、歯科医院以外でもホワイトニングができる専用サロンがあります。その中には、患者さんご自身が施術を行う「セルフホワイトニングサロン」と呼ばれるものがあります。セルフホワイトニングサロンでは、その名の通り自分自身でホワイトニングを実施します。サロン内にて、患者さん自身がマニュアルに沿って自分の歯を磨き、専用薬剤を塗布しLEDに充て白くするのです。他のスタッフが治療をすることはありません。歯医者さんのような独特の雰囲気もなく、自分のペースで行うことができるため、リラックスしてホワイトニングを楽しむことができるというメリットがあります。

ここでは、歯医者さんで使用するようなホワイトニングの白さを手に入れることまではできません。歯医者さんで使うホワイトニング剤の多くは医薬品であり、歯科医師や歯科衛生士がいないお店では使用が許可されていないのです。そのため、「セルフホワイトニングサロン」では、歯の着色汚れを除去し、自身の持つ本来の歯の白さを取り戻すという意味で利用するのが良いでしょう。

歯医者さんで行う本格的なホワイトニングには抵抗がある方にとっては、リーズナブルに体験できるものとして利用することができます。

3.市販薬でのホワイトニング

歯医者さんで使っているホワイトニング剤が、市販されていたらいいなと思う方もいらっしゃると思います。しかし日本では、歯医者さんで使用しているホワイトニング剤と同等の効果のある薬剤を、薬局で購入することができません。歯医者さんで使用されているホワイトニング剤には「過酸化水素」や「過酸化尿素」が配合されており、これらの成分は取扱いが難しいため、薬事法で市販が制限されているのです。

日本で発売されているホワイトニング製品には、次のような効果に特化したものがあります。特に着色汚れを取る成分が多くを占めています。市販薬でのホワイトニングは本来の白さを取り戻すまでで、それ以上の白さを手に入れるものではありません。

  • 主に着色汚れを落とす研磨作用のあるもの
  • 歯の表面をコーティングするもの
  • 表面に色付けするもの

(1)歯みがき粉

ホワイトニング専用の歯みがき粉には、着色汚れを落とす研磨作用の成分が多く含まれています。ホワイトニングに特化している歯みがき粉の多くは、研磨剤の効果によって表面の着色汚れを取って白さの回復を目指しています。

しかし、着色汚れを取るために、ゴシゴシと力を入れて磨いてはいけません。研磨剤はやすりのような作用があるため、強い力で磨きすぎると着色汚れだけでなく、歯のエナメル質表面が傷ついてしまうことがあります。傷ついた表面には着色汚れが付きやすくなってしまうので、磨いたつもりになっていても逆効果となってしまいます。ホワイトニングや着色汚れをうたった歯みがき粉を使用する際は、力を入れすぎないように注意してくださいね。

また、研磨作用以外のホワイトニングの効果としては、歯のエナメル質の修復を助ける成分が含まれているものもあります。歯の表面についてしまった傷を修復し、初期むし歯で溶け出してしまったミネラルを補給する働きがあるはみがき粉もあります。

(2)デンタルリンス/マウスウォッシュ

液体のデンタルケア製品は2つに分けることができます。洗口液と液体歯みがきです。

洗口液は、マウスウォッシュと呼ばれることが多く、歯みがき後に仕上げとして使ったり、強いにおいがある食べ物を食べた後などに口臭をリセットしたりするために使われるのが一般的です。

液体歯みがきは、デンタルリンスと呼ばれることもあり、歯みがき粉と同じような用途で使います。口に含んだ後にブラッシングが必要となるものが、液体歯みがき粉なのです。

現在は、デンタルリンス・マウスウォッシュのどちらの名前もはっきりした区別なく使われていることが多いため、すすぎ専用の洗口液なのか、その後のブラッシングが必要な液体歯みがきなのか、不明な場合も多いです。わからない場合は、きちんと確認して購入してくださいね。これらの液体デンタルケア製品の中でも、ホワイトニングに特化した商品は、着色汚れを浮かして落とすことを目的としているものが多いです。

(3)マニキュア

歯を白く見せるために、歯の上から白いコーティングをするものです。マニキュアと同じ要領で、一本ずつに刷毛や専用のペン先で白いコーティング剤を塗っていきます。うまく歯に塗るためには慣れが必要ですが、自宅で簡単に白い歯を手に入れることができる優れものです。乾燥時間も短めのものが多く、通販や店頭でも手に入ります。効果は、商品によって差がありますが、歯みがきをしたら落ちるものから2~3日持続が可能なものまであります。

特別な日に合わせてリーズナブルに歯を白くしたい方にお勧めです。

(4)その他薬剤

その他にも、色々なタイプのホワイトニンググッズが発売されています。

ペンタイプ

一本一本に薬剤を塗るタイプです。着色汚れが気になるところをピンポイントで狙い撃ちできるので、部分的に集中してケアしたい方にとっては使い勝手が良いかもしれません。商品によっては、塗布した後に浸透させる時間が必要な場合もあります。

ジェルタイプ(歯みがき粉)

ホワイトニングに特化したものを見ると、同じように着色汚れを落とすものが主流です。歯みがき粉の代わりに使用されるもので、歯みがき粉のジェルタイプがあります。歯みがき粉と比較すると研磨作用が少なく、歯や歯茎に優しいのが魅力です。

4.白い歯を維持するポイント

歯が白く見えるのは、外側のエナメル質に汚れがついていないことと、内側の象牙質が健康であることが必須です。歯の一本一本を大切にすることはもちろん、自分でできる歯の白さを保つ秘訣は着色汚れをいかにつかないようにするか、蓄積させないようにするかにポイントがあります。

  • ホワイトニング実施後には、1時間程度色のある飲食物を避ける
  • 色の濃い飲食物を口にした後は、お水で口をすすぐ
  • 色の濃い飲食物の量・頻度をセーブする

着色が付かないようにしているだけで、本来の白さを維持することができます。また、ついてしまった着色汚れだけを落として、本来の歯の白さを取り戻すだけでしたら、市販のホワイトニング専用歯みがきやオーラルケア製品でもある程度の効果を得ることができます。しかし、蓄積した着色汚れを落としたい場合や、本来の歯以上の白さを望む場合は、歯医者さんでのホワイトニングを受けることをお勧めします。

蓄積された歯表面の汚れを、歯科衛生士の手によって1本ずつクリーニングし、さらに傷がつかないように歯の表面をコーティングして守る作用もあります。医療機関でしか取り扱うことのできない、「過酸化水素」を高い濃度で使用した専用薬剤で、歯の表面を曇りガラス加工にすることで、本来自然の歯が持つ色以上の白さになることができます。

「おうちで手軽に」または「歯医者で本格的に」。

歯のホワイトニングは自分の目指す状態に合わせて、手段が選べる時代になってきました。それぞれのホワイトニングの種類、効果、持続性を良く知り、ご自分の満足のいく白さを追求してくださいね。