1番良い歯のみがき方

歯みがきの仕方は小さいころからお母さんやお父さんが、磨いてくれたものの、歯のみがき方を誰かに教わった経験は、なかなかないのではないでしょうか。大人になった後やかかりつけの歯医者さんができた後に、衛生士さんから学ぶこともあるかと思います。

今日は、歯医者さんがお勧めする1番良い歯のみがき方を部位ごとにご紹介します。
その前に、歯ブラシのブラシ部分の名称の解説をしますね。

 

つま先:ブラシ先端部分

わき :サイドともいう。ブラシの外側。3列に並んでいる場合は左右の端の列

かかと:つま先の反対側、持ち手に近い部分

 

奥歯

噛み合わせ部分は、歯ブラシの毛先をあて小刻みに前後に動かします。溝の中の汚れを掻き出すようなイメージでシャカシャカと動かします。ほっぺた側の側面も同じように、歯ブラシの毛先を直角にあて小刻みに動かします。舌側の側面はさらに3つに分けて考えます。奥側、中央部、手前側の3つです。奥側は歯ブラシのつま先を使い、中央は歯ブラシのわきを使い、手前側は歯ブラシのかかとを使います。

 

奥歯が生えかかっている時には、前の歯よりも背が低く歯ブラシの毛先が当たりにくくなります。そのような時には口をやや小さめに開けて、歯ブラシを口の斜め横から入れてハブラシが歯並びと45度から直角になるようにします。そして、毛先を噛み合わせ面にしっかりと当てて奥歯の噛み合わせの面と同じようにみがき、歯垢を除きます。

前歯

歯と歯ぐきの境には、歯ブラシを横に持ち左右に細かく磨く方法がよいです。大きく動かすのではなく細かく動かす方が、毛先が歯と歯ぐきの間に入り汚れが取れます。歯と歯の間には、歯ブラシを縦に持って磨く方法をお勧めします。歯は縦に生えているので、境目も縦になっています。その方向に持つ歯ブラシも合わせて、歯の隙間にある汚れを取るように上下に動かします。歯の表側は、歯を噛みあわせた状態で行います。前歯の奥の裏側を磨くには歯ブラシは縦にしたまま、歯の裏側に毛先が当たるように方向を持ち替えて、口を少し開けながら磨きます

歯と歯ぐきの境目

歯だけではなく、歯と歯ぐきの境目にポイントを当てて、歯の毛先を優しく左右に動かす動作がよいです。奥歯の裏側の歯と歯ぐきの境目も同様に毛先をあて、優しくこまめに動かす動作をしましょう。前歯の裏側の歯と歯ぐきの間はなるべく歯ブラシを横にして、歯ぐきに触れるように左右に動かすようにしましょう。方向的に難しいの場合は、縦に歯ブラシを入れ、歯の裏側を磨く要領でも構いません。

歯と歯の間

歯の間の溝の流れに合わせて、歯ブラシを動かすと汚れを落としやすいです。しかし、歯と歯の間には隅々までブラシを届かせるのはなかなか難しいものがあります。
歯と歯の間の汚れを取るには、デンタルフロスを使うのが一番です。

 

歯みがきで1番大切なことは、自分が磨いている部位を意識することです。適当に磨くのではなく、奥歯の噛み合わせ部分、前歯の裏側、歯と歯ぐきの間など、自分が磨いているところを意識し、どのように汚れを掻き出そうとしているか考えること。

適当に磨くのではなく、順番を決めて、磨く場所を意識しながら歯を磨くと、どんどん歯ブラシのスキルが上がっていきます。

丁寧に一つ一つ磨いていくと1度の歯みがきで3分はかかると言われています。
1本1本、磨かれていくことを意識してきれいな白い歯を目指していきましょう。

坂戸市、鶴ヶ島市のちょうど真ん中にあるプラザ若葉歯科では、歯みがきの仕方に自信がない方へのブラッシング指導も行っております。

歯の状態を見て、どの部分の歯みがきが苦手なのか、磨き残しを無くすために気を付けたらよいかをプロフェッショナルの目からアドバイスすることができます。

上手な歯みがきで、いつまでも白い健康な歯でいたいですよね。
歯やお口に関する痛みや悩みだけではなく、素朴な疑問でもよいので、
遠慮なくお尋ねください。

みなさんの笑顔を応援しているプラザ若葉歯科は、今日も元気に診療中です。