歯ブラシの歴史と構造

歯ブラシの歴史や構造について考えたことがありますか?歯ブラシの形はここ数十年で大きな変化がないため、構造や形などは改めて考えることがないかもしれませんね。

今日は、そんな歯ブラシについてご紹介します。

歯ブラシの歴史

日本で歯ブラシが使われ始めたのは、1800年代後半。様々な形の歯を掃除するものがありそれぞれ「○○楊枝(ようじ)」と呼ばれていたそうです。「歯刷子(はぶらし)」という商品名で本格的な製造が始まったそうです。

日本での初期の歯ブラシはクジラのヒゲが柄で、ブラシ部分としては馬の毛を植えたものでした。その後、毛に使われる種類が馬の毛からセルロイド、豚の毛へと少しずつ変化してきました。

戦後、歯ブラシの生産が機械化してからは、樹脂の柄とナイロン毛という現在使われている形のものが出回り、定着しています。

歯ブラシの構造と素材

現在の主に使われている歯ブラシは3つの部分に分けられます。

  • 毛束の植わっている植毛部(ヘッド)
  • 首部(ネック)
  • 柄部(ハンドル)

前述したように、ブラシ部分には以前は動物の毛が多く用いられていました。現在も豚毛など一部では売られていますが、ほとんどの商品にナイロンが使われています。毛以外の部分はやはり大部分が合成樹脂でできています。

一般的にナイロン毛は乾きが早く、硬さもいろいろと作れることから、使う側作る側どちらのメリットも多いためよく使われています。

ベストな歯ブラシ

一言でいうと、以下の3点が満たされているものが、使う人にとってベストな歯ブラシといえます。

  • 磨き終わった時に歯垢の磨き残しが少ない
  • 歯ブラシで歯茎を傷付けることがない
  • 口の中で動かしやすい

柔らかすぎると汚れを書きだす力が弱くなり、反対に硬すぎると歯茎を傷つけてしまうことがあります。

また、柄の長さや歯ブラシのヘッドの大きさも動かしやすさを左右するため、とても重要なポイントです。あとは、握りやすさや、色などは個人でお好みのものを選んでくださいね。

 

標準的な歯ブラシ一本とそれ以外に特殊ハブラシ一本を持つことをすすめます。

標準的な歯ブラシの条件の例をあげます。

  • 毛先が丸め加工してあるもの(ハブラシの箱に毛先丸めの加工と書いてある)
  • 普段の毛の硬さと反対のもの

普通の硬さのものを使い歯茎が腫れているようなときに、やわらかめの毛の歯ブラシを使って、特に丁寧に磨くことなどができます。

・柄の部分がまっすぐのもの

特殊ハブラシではその人の歯並びに応じて、また、標準の歯ブラシでは磨きにくいところを磨くための歯ブラシを選ぶとよいでしょう。たとえば奥歯磨き用の歯ブラシなどがあります。

 

歯の形、大きさ、歯並びは人によって違います。手の大きさ、口の開きやすさなども様々です。操作しやすい柄の長さ、そして歯や歯ぐきに負担を掛けないブラシ硬さ、なんといっても歯垢をしっかり落とすことができるかどうかをキーポイントに歯ブラシを選んでいただければ、間違いありません。

 

歯ブラシ選びのアドバイスが欲しい方は、歯医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。ご自身にあった磨き方とともに、おすすめの歯ブラシを紹介してくれるはずです。

私たちプラザ若葉歯科でも、歯の磨き方をお伝えするブラッシング指導があります。子供から、大人まで歯を大切にしたいひとは全員同じ。正しい方法をプロフェッショナルから学んで、白い歯をずっと維持していきましょう。

プラザ若葉歯科がある街、埼玉県鶴ヶ島市では全国的に推奨されている8020運動を応援しています。健康な歯を80歳まで20本以上残そうという取り組みです。それには、治療よりも歯周病やむし歯予防が一番です。

 

白い歯で、素敵な笑顔とおいしい食事!みなさんの輝く毎日を応援しています。
歯やお口回りに関する疑問や質問などありましたら、遠慮なくご相談ください。
今日も元気に診療中です。