口内炎が繰り返し起きる人への医学的アドバイス

口内炎が繰り返して起こる、最もありふれた病気は再発性アフタ性口内炎です。周囲に発赤を伴う円形あるいは類円系の潰瘍をアフタと一般的に言っていますが、このアフタがくりかえして現れるのです。舌、頬粘膜、口唇粘膜などの柔らかいところに出来やすく、普通1個から2個出来ます。口の中にだけ出来て他の全身的疾患とは関連がありません。原因がまだ確定していませんが、考えられる原因としては精神的ストレス、内分泌異常、免疫異常などが挙げられています。症状としては、まず最初に違和感や灼熱感を自覚して、その部分に発赤がみられます。1日から2日で潰瘍が現れ2日から3日で潰瘍が大きくなり、強い接触痛や刺激痛が生じます。大きさは普通3mmから10mmぐらいです。そしてあとかたなく10日から14日で治ります。10mm以上の大きなものでは経過が1ヵ月にもおよぶものがあります。

治療としては痛みをとることが中心となります。局所的にステロイド剤軟膏を塗ったり、ステロイド剤の含まれるパッチを張り付けたりします。また、温情飲の内服や2%テトラサイクリンのうがいで、症状の改善や再発をおさえることができたとの報告があります。

予防としては口腔内を清潔にするように心がけ、イソジンなどによるうがいの励行もよいでしょう。粘膜への機械的刺激も誘因となっているかもしれないので、歯や治療部位、特に金属などが入っている場合には、それらが尖って外傷の原因になっていないかよく調べてもらい、あれば作り直したり、取り除いてもらいましょう。硬い歯ブラシや古くなって汚い歯ブラシも、柔らかい清潔なものに換えるようにします。また精神的因子の関与が強いので、ストレスのかからないような配慮をすべきで、また頻発するものではストレス負荷があるのか確認しましょう。

次に、再発性アフタ性口内炎とは類似した口内炎として再発性単純疱疹ウイルス感染症があります。この口内炎は以前に単純疱疹ウイルスに感染した経験のある人に起こります。これは再感染によるものではなく、初感染のときの単純疱疹ウイルスが神経節の中に潜んでおり、それが抵抗性の減弱時、免疫機能の低下時、強く日光にあたった時などに、ウイルスが再活動して口内炎が生じてくるのです。風邪の吹出物と俗称される再発性単純ヘルペス口唇炎もこのウイルスが口唇で再活動したものです。症状としてはまず微熱や発赤が生じ、いくつもの小水疱ができます。そのひとつひとつの直径は1mmから3mmで、その集まりは普通1㎝から2㎝ぐらいになります。再発性アフタ性口内炎では水疱が出来ないのでこの点が鑑別点になります。しかし口の中に出来るものはすぐに水疱が破れるので気付かれないのがほとんどです。小水疱はのう胞化して最後はかさぶたに、痂皮形成となります。Ara-Aなどの抗ウイルス剤が効果があるとの報告もありますが、二次的な細菌感染を防止して不快感が憎悪しないようにすることが実際的です。このためには抗生物質の内服や軟膏が使用されています。

予防することは難しいのですが、日光(紫外線)への過剰瀑露が誘因となるので、この刺激で起こりやすい場合は、帽子や日除けを使用して気をつけるようにすることが大事です。小水疱が出来てしまったら、細菌感染が併発しないように、口の中や周りを清潔にして体調を良い状態に保つようにしましょう。早めに治療を受ければひどくならないで済みます。

 

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